TOP > 事業者ローンについて > 赤字決算では事業者ローンで借りるのは困難か
赤字決算では事業者ローンで借りるのは困難か
金融会社からお金を借りる場合、審査を受ける事になります。
審査基準は複数ありますが、基本的には返済能力を確認されます。
というのも融資に関する商品は、お金を返済してもらう事によって成り立っています。
返済に滞ってしまうと金融会社としては困りますから、申込者の返済力を確認している訳です。
実際キャッシングでは、安定収入の有無を確認されます。
ところで事業者ローンにも審査はあります。
このローン商品でも返済能力は確認されるので、申し込みする際には決算書などの書類も提出する必要があります。
そして金融会社は事業者の返済能力を見極めて、融資可能かどうかを判断する訳です。
このため赤字決算の事業者ですと、融資を受けるのは難しくなるケースもあります。
赤字ですと、返済が危うくなる可能性もあるからです。
しかし事業ローンに申し込みしてみると、たとえ赤字の事業者でも問題なくお金を借りられるケースもあります。
将来性によっては、問題なく融資を受けられる可能性があります。
というのも赤字という状態は、ずっと続くとは限りません。
そもそも会社の経営に関する数字は、常に変化しています。
株価の数字を見てみても、それは明らかです。
上場企業の株価は、確かに一時的に下がるケースはあります。
株価が暴落して、最盛期よりも数字が大きく下がるケースありますが、反発上昇する実例も多いです。
一旦は株価が暴落しても、業績が回復してきた時などは、また数字が元通りになるケースもあります。
経営基盤がしっかりしている会社であれば、一時的な業績不振でも耐えられるケースも多いです。
赤字でも審査に通る理由は、そこにあります。
ただし金融業者としては、今後は業績が回復するかどうかも確認しています。
どうやって確認するかというと、まずヒアリングです。
事業ローンによっては、金融会社の担当者と申込者との間で面談を行います。
そこで事業に関する詳細な内容をヒアリングする訳ですが、その際に業績が回復する確率が高いと判断されれば、赤字でも審査に通るケースはあります。
それと書類です。
そもそも口頭だけで業績回復を証明するのは、困難です。
業績に関する書類や、計画書などに目を通してみないと、回復するかどうかも分かりません。
しかしその書類を見てみて、今後は回復する確率が高いと判断されれば、赤字決算でも審査に通るケースがあります。
つまり事業者ローンは、赤字決算では審査落ちになるとは断言できない訳です。
今後は状況が回復する見込みがあるなら、書類などを準備した上で申し込みしてみる選択肢もあります。