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キャッシングと事業者ローンにはどのような違いがあるか

 融資関連の商品には、色々な種類があります。
キャッシングもその1つで、資金が必要なサラリーマンの方が活用しているケースが多いです。
その他にも、事業者ローンという商品もあります。
その2つは、どちらもお金を借りる商品ではあります。
現に設備投資の資金が必要な法人は、よく事業者ローンでお金を借りています。
しかし事業ローンはキャッシングとは明確な違いがあります。
その1つは融資額です。
キャッシングは、あまり大きなお金を借りる事はできません。
基本的には個人のサラリーマン向けの融資商品ですから、限度額は高くても1000万円前後になります。
それに対して事業ローンは、限度額はかなり高めです。
事業では大きなお金が求められますし、数千万円ぐらいの限度額の事業料も沢山あります。
中には限度額が1億円の事業ローンもあります。

 その他にも、総量規制に関する違いがあります。
総量規制とは、年収を基準とした金額制限です。
基本的には年収の30%程度までしか借りる事はできません。
例えば年収250万円の人物であれば、75万円までは融資を受ける事は可能です。
しかし100万円などの多額融資は不可能です。
年収300万円なら、最大90万円といった具合になります。
それで上述のキャッシングという商品の場合は、必ずと言って良いほど総量規制が適用されます。
少なくとも消費者金融によるキャッシングですと、総量規制の範囲内で借りる事になります。
それに対して事業ローンの場合は、総量規制の対象外になります。
事業目的で借りる融資商品ですから、総量規制が適用される訳ではありません。
ですから事業ローンではかなり大きなお金を借りる事もできます。

 それとお金の利用目的に関する違いがあります。
キャッシングという融資商品は、お金の使い道は自由であると言われている事も多いです。
実際確かにキャッシングは、多彩な目的でお金を使う事はできます。
養育費や医療費や生活資金やプライベート費用など、色々な使途に使う事ができる訳です。
ですが事業だけは例外です。
キャッシングの商品概要を確認してみると分かりますが、事業資金で借りるのはお断りと明示されている商品が多いです。
それに対して事業者ローンの場合は、もちろん事業資金でも問題ありません。
事業資金に特化している融資商品だからです。
ですからキャッシングと事業ローンには、主に2つの違いがあります。
事業ローンの方がキャッシングより多額の資金を借りる事ができ、事業にお金を使っても問題無い訳です。

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